2014
Nov
24
中国やインドなどの新興国が先進国入りしたら?(読者さんからの質問メールに回答してみる)
ちょうど今朝、当ブログに質問メールが届いていたので、回答してみることにしました。
《質問メール(一部抜粋)》
一年ほど前から投資信託の積み立て投資を始めているのですが、
先進国株式と新興国株式の組み入れ国について心配な点があり質問させていただきました。
主にeMAXISのインデックスファンドを自分で組み合わせてポートフォリオを作っているのですが、先進国株式と新興国株式の比率については半々としています。
これは今後長期で投資するにあたって中国やインドをはじめとした国がどんどん成長していくであろうという期待をこめてこの比率にしています。
そこで疑問点ですが、せっかく中国やインドに期待して新興国株式に多く投資しているのに、20年や30年が経過する中でこれらの国は新興国ではなくて先進国に入ってしまうのではと思いました。
具体的にはMSCIエマージングの組み入れ国からMSCIコクサイの組み入れ国に変わってしまって新興国株式の対象国から外れてしまい、せっかく長期で新興国株式に投資していても結局先進国株式の方が中国やインドの成長の恩恵を受けるという事になってしまわないかという点を心配しております。
同じように先進国と新興国は同じ比率で投資されているかと思いますので、その点どのように考えたらよいかご意見頂ければ幸いです。
《虫とり小僧の回答》
おっしゃるとおり、この先いつか中国やインドが指数で先進国入りすることはあり得ると思います。
ただ、そのときには別の国が新興国のなかでもパワフルに台頭しているかもしれません。
そもそも、現在でも新興国の成長の恩恵を最も受けているのは、新興国に進出している先進国の大企業かもしれません。
と、まぁ、先々のことはよく分からないので、私はとりあえず半々にしています。
私はその程度のテキトーなカンジでやっているだけです。
教科書通りに考えれば、先進国と新興国のアセットアロケーション組み入れ比率は、時価総額比くらいにしておくのが、無難なのだと思います。
私のようなリバランス重視スタイルが正しいのかどうかは分かりません。
一年以上前の記事ですが、ひょっとしたら、この過去記事が参考になるかもしれません(新興国の調子が悪かった時期に書いたものです)。
↓
新興国の成長は終わったのか(新興国投資の必要性は?)
あくまでも私見ですので、投資判断は自己責任においてお願いします。
読者さんから質問が来るということは、他にも同じような疑問や悩みを持っている方が多いのかもしれないので、今後もまた気が向いたら、質問メールへの回答シリーズをやってみたいと思います。
ただ、別に私はこれが仕事というワケではないので、あくまでも気まぐれでやるかもしれない、という程度のものです。

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