2014
Jul
05
2014年6月末のアセットアロケーションとポートフォリオ(と今年上半期の投資と考察)
半年に一度くらいはアセットアロケーションとポートフォリオを確認・公開しておくことにしました。
※私の場合、「アセットアロケーション」には、生活防衛資金などの無リスク資産※1は含んでいません。そして「ポートフォリオ」とは、具体的金融商品とその配分を表す言葉として使っています。また、このブログ内で使う「リスク資産」や「無リスク資産」などの言葉についても、自分なりに定義しています。このあたりの「言葉づかい」は各投資家やブロガーによって微妙に異なる場合があるので、他人の公開情報を見るときは多少の注意が必要だと思っています。
(参考記事→リスク資産と無リスク資産の色分け)
※私の場合、「アセットアロケーション」には、生活防衛資金などの無リスク資産※1は含んでいません。そして「ポートフォリオ」とは、具体的金融商品とその配分を表す言葉として使っています。また、このブログ内で使う「リスク資産」や「無リスク資産」などの言葉についても、自分なりに定義しています。このあたりの「言葉づかい」は各投資家やブロガーによって微妙に異なる場合があるので、他人の公開情報を見るときは多少の注意が必要だと思っています。
(参考記事→リスク資産と無リスク資産の色分け)
◎アセットアロケーションとポートフォリオの確認
◇2014年6月末のアセットアロケーション(リスク資産配分)
・国内株式:10%
・先進国株式:20%
・新興国株式:20%
・国内債券:10%
・先進国債券:10%
・新興国債券:10%
・国内リート:10%
・海外リート:10%
◇2014年6月末のポートフォリオ(具体的金融商品)
・eMAXISバランス(8資産均等型):80%
・SMTグローバル株式インデックス:10%
・野村インデックスF・新興国株式:10%
(参考記事→eMAXISバランス(8資産均等型)について)
はい、前回のアセットアロケーション確認時からはもちろん、2~3年前から全く変わっていません。
このアセットアロケーションには、思想的・戦略的に深い意義があるワケではなく、特別な愛着があるワケでもありませんが、今のところ特に変更するほどの理由もないので、そのままになっています。
なぜこのようなアセットアロケーションになっているのかについては、以前にクドクドと記事にしたことがあるので、ご興味のある方はリンク先をご参照ください。
→理想のリスク資産管理条件
→リスク資産管理の優先順位変化
→私のアセットアロケーション(リスク資産管理方法)
※上記の3記事は、続きモノです。
今よりも楽チンに低コストで分散投資できるような商品や環境が整えば、ポートフォリオを(場合によってはアセットアロケーションも)変更するかもしれませんが、どんな配分が将来好成績を残すのかは分からないので、自分なりの最大公約数を見つけて、のんびりやっていくつもりです(資産配分の効率そのものよりも、手間をかけずにシンプルに管理することを優先するスタンスです)。
ここまでの内容は、前回(2013年末)のアセットアロケーション確認の記事とほぼ同じです。
◎2014年上半期の投資行動や考察
さて、2014年上半期のアセットアロケーションには変化がありませんでしたが、リスク資産(アセットアロケーションとして公開している部分)と無リスク資産との比率には多少の変化があります。
昨年ほど顕著ではないものの今年に入ってからもリスク資産がジワジワと上昇しているので、リスク資産を少し売却して、無リスク資産の比率を高めました(数年前から「いつかはやろう」と思っていたことを、少しずつ実行しているカンジです)。
現在のリスク資と産無リスク資産の比率は6対4くらいです。
個人的な管理ルールでは、リスク資産と無リスク資産の比率を、最もリスクを抑えた場合で1対1(5対5)、最もリスクを許容する場合でも2対1の範囲でコントロールすることに決めています。
(参考記事→無リスク資産の必要額)
まだハッキリと決めてはいませんが、1対1を標準スタンスとしてもいいかなと思っているくらいです※2。
常に「暴落よ、いつでもやってこい!歓迎するぜ!」状態です。
もちろん、今後もさらにリスク資産が上昇すれば、「ちくしょー!売るのが早かった!」だとか、「うぅ~、もっとリスク資産を持っていれば!」なーんて考えが頭をよぎることもあるかもしれませんが、それでも自分の全金融資産の半分以上はリスク資産なので個人的にはそれで充分です。
大きな金額を投じる資産形成のための投資は、リターンよりもまずはリスクに目を向けることが大切であり、そのためのポイントは、アセットアロケーションの中身よりも、無リスク資産とリスク資産のバランスをキチンと管理することだと私は考えています※3※4。
それから、これはまだ私も思考実験の最中ではありますが、いまこの界隈で話題になっている「バリュー平均法」の効果は、すなわち無リスク資産とリスク資産のこまめな定期リバランス効果でもあるような気がしています(課税や信託財産留保額等の問題もあるので、一般的な証券口座でのこまめなリバランスを推奨しているわけではなく、また今後私が実践するというわけでもありません)。
まぁ、そんな細かくて難しいことよりも、どんな相場状況になっても安心して熟睡できる金融資産配分が私には心地良いことが分かってきたので、実際にはそれを優先事項にしているだけです。
これからも「調子に乗って大損ぶっこくよりは、儲けそこなう方がマシ」という基本姿勢でのんびりいきます。
※1 無リスク資産が、本当に「無リスク」なのかは微妙な問題ですが、この話を始めると長くなってしまうので、ここでは無リスクという言葉を使っています。まぁ、個人的には財政破綻や国家による私有財産没収レベルのことまでは考えてもあまり意味がないと思っています。
→参考関連記事:最悪の状況をどこまで想定するのか
※2 そしてその比率に持っていくタイミングは、できることなら好調相場のときがいいなぁ、と思うくらいのスケベ心はあります。
※3 「アセットアロケーション」の中に無リスク資産を含めている投資家もいるので、その場合はアセットアロケーションの遵守が無リスク資産とリスク資産のバランス管理ということになるでしょう。
※4 だからといって、一旦全売却して次のタイミングを狙うような投資スタイルは資産形成にはNGだと思っています。
→参考関連記事:暴落を待って投資する?

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