いつか子供に伝えたいお金の話

インデックス投資(投資信託を使った国際分散投資)による資産運用・各種保険・クレジットカード・節約など「お金」に関することを書き綴るブログ

なぜインデックス投資を選んだのか【投資を始めてみる(その2)】

前回の記事(「虎の子」を元本保証なしの市場に放り込む恐怖心【投資を始めてみる(その1)】)のつづき


自分が汗水流して働いて得たお金を、元本保証のない金融市場に投じるのは怖い。かといって、「円」による預貯金だけを持っていることにもリスクはある。

そのように考えた私は、とても悩みました。

円だけでもダメ、ドルだけでもダメ、国内株式だけでもダメ、海外株式だけでもダメ、国内債券だけでもダメ、海外債券だけでもダメ……いったい、どうすればいいのかと。

そんなある日、なにかのテレビバラエティー番組に出演している石田純一がチラッと目に入りました。
そうです。「不倫は文化」と言って憚らないあの究極のプレイボーイ(というか今はプレイオールドマン)の石田純一さんです。


私は「はっ!」としました。

自分の考えがあまりにも硬直していたことに気づかされたのです。

生涯を共にする一人の女性パートナーを選ぶということであれば、死ぬまで守り抜ける妻を一人だけを選ぶべきだと、やや古風な考えを持ってはいますが、いま悩んでいるのは女性に関する問題でもパートナー選びでもありません。

心や人格のない、たかだか「お金」の投資先の問題です。



◎スケコマシ王に、俺はなるっ!!


私も、ことお金に関しては、石田純一も真っ青な究極のスケコマシになることにしました。

要するに、投資信託などを利用して、世界中の通貨や株式・債券などを、可能な限り全部持つことに決めたのです※1

備えるリスクや各個人の状況によって、どのアセットクラス(日本株式だとか外国株式だとか日本債券だとか外国債券だとか)にどれだけの比率で投資するのかは、じっくり検討する必要がありますが、今後の世の中の動向が分からないのであれば、何がどうなってもそれなりに対応できるようにしておけばいいと考えたのです※2

様々な性質の資産を持っていれば、何かが儲かっても何かが損するような状況にはなりますが、全体としてみればダメージは軽減できるし対応できるはずです(これを難しい言葉で「現代ポートフォリオ理論」と呼ぶそうです)。

投資信託としてパッケージ化された多くの銘柄を保有することで、個別企業への株式投資のように、当該企業の倒産による株券の「紙切れ化」などの心配もなくなります。

頭のいい人であれば、そんなこと当たり前じゃないか!と思うかもしれませんが、恥ずかしながら頭が悪く、しかもゼロから答えを模索した私には、そこにたどり着くまでに少々の時間がかかってしまいました。



◎きっと、いいアクティブファンドがあるはずだ!


その時点で、資産形成のメイン手段として、個別企業の株式を選んで投資するという選択肢は消えましたが、実際どのような金融商品にお金を投じるのかについては、まだ決めかねていました。

そのときはまだ、インデックス投資(パッシブ運用選択)を選択しようとは考えていなかったのです。平均値と同じ程度の運用成果が得られるインデックス投資などではなく、平均よりもはるか上のリターンを得られる投資法や投資商品があるに違いないと考えたからです。

そして、インデックスファンドよりも高いパフォーマンスを目指すアクティブファンドのなかに、多くのアセットクラスに分散投資してくれ、かつ低コストなものがあれば、それに投資しようと思いました※3

ところが、幅広い分散の効いたアクティブファンドはありましたが、コスト(手数料)という点では、インデックスファンドよりも低廉なものは見つけることができませんでした。

不確実な未来への投資の中で、ほぼ唯一コントロール可能なものが「コスト」です。決してアクティブファンドそのものが悪かったわけではありませんが、残念ながら私の個人的ニーズを満たしてくれるアクティブファンドは見つかりませんでした。

インデックスを上回るアクティブファンドも必ず存在するでしょう。ただし、事前にそれを見分けるのが自分には難しそうだと思ったことと、過去のデータでは6~7割のアクティブファンドがインデックスを上回れないという事実が、私の判断には大きな影響を与えました。

また、当然、「大儲けをするならインデックス投資などではなく、個別企業の株式売買や信用取引をすべきだ」などのご意見もあると思います。それはそのとおりです。

ただし、私には、個別企業の財務や価値の分析、業績の株価への織り込まれ具合などを考えている時間はありません。仮に時間があったとしても、頭が悪く、運が良いわけでもないザコの私に、そんな器用なことができるとは思えませんでした。「大儲け」は我慢することにしたのです。



◎自分には、インデックス投資が向いているのかな……


とにかく、可能な限り手間とコストをかけず、いまのライフスタイルに大きな影響が出ないように、資産形成のための投資を行いたいと考えました。

私は投資をするために生きているわけではありません。

限りある人生を楽しく有意義に過ごし、死ぬときに「我が人生に悔いなし!」と思えるようにしたいだけです。


そのためには大金持ちになる必要はありません。そこそこのお金をそこそこに殖やしつつ守れれば良いのです。

手間とコストをかけずに、リスクをコントロールしながら、幅広く国際分散投資をしたいと思ったら、私にはインデックス投資(パッシブ運用選択)しかありませんでした。

実際のところ、インデックス投資だけをしていた(いる)わけではないのですが、資産形成のコアがインデックス投資による国際分散投資であるという軸は、今後もぶらさずにいくつもりです。

そもそもインデックス投資とはどういうもので、具体的にはどのように実践しているのか、というようなことについては、今後ゆっくりとこの備忘録たるブログに書いていくつもりです。


【続編記事】→インデックス投資ってなに?



※1 私が色々と思案していた当時にはなかった商品ですが、例えば「eMAXISバランス(8資産均等型)」という投資信託には、国内株式1689銘柄・国内債券681銘柄・国内リート(不動産)36銘柄・先進国株式1283銘柄・先進国債券622銘柄・先進国リート(不動産)232銘柄・新興国株式790銘柄・新興国債券129銘柄という、驚くほどたくさんの銘柄がパッケージ化されていて、月々500円から積立投資可能なのです(2012年12月末時点)。
→参考記事:eMAXISバランス(8資産均等型)について

※2 「なにがどうなっても」を、どこまで想定して言うのかは人それぞれでしょうが(国家財政破綻?世界恐慌?戦争?)、そういうことについても、いずれ記事を書くつもりでいます。
【参考記事】→最悪の状況をどこまで想定するのか

※3 投資信託(ファンド)には、市場の株価平均値たる指数と同じ動きをするように運用するインデックスファンドと、その指数を上回るパフォーマンスを目指すアクティブファンドの2種類があります。ここでいう「ファンド」とは「村上ファンド」のような私募ファンドとは違います。



◇関連書籍紹介◇

そもそも投資信託って何なの?どういう仕組みで、どういう手数料がかかって、それにもしも証券会社が破綻したらどうなるの?というような疑問をお持ちの方には、竹川美奈子さんのこの本がオススメです。まだ発売したばかりで、内容も新しいところがよいと思っています。


【続編記事】→インデックス投資ってなに?


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プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


Twitter:@mushitori
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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約17年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
投資信託完全ガイド:2021-22年版
日経新聞広告:2021年2月12日
東証マネ部!:2020年8月
JBpress:2020年7月7日
ダイヤモンドZAi:2020年5月号
Yen SPA!:2020年夏号
トウシル(楽天証券):2020年4月
日経ヴェリタス:2019年9月15日
FOUND:2019年8月
週刊エコノミスト:2019年4月23日号
金融庁コラム:2018-19年
ITmedia:2018年1月29日
モノクロ ザ・マネー:2018年12月号
トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイ・オンライン:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

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