2014
May
22
東京証券取引所の「ETF・ETN市場に関する意見交換会」に参加してきました
前回の記事で概要とそれに臨む私のスタンスは書きましたが、なんと東京証券取引所からお声がけをいただき、「ETF・ETN市場に関する意見交換会」に参加してきました(平成26年5月21日)。
投資そのものにはあまり時間をかけたくありませんが、投資やブログを通じて普段お会いできないような方たちとコミュニケーションがとれるのは貴重な機会です。
投資そのものにはあまり時間をかけたくありませんが、投資やブログを通じて普段お会いできないような方たちとコミュニケーションがとれるのは貴重な機会です。
◎なんとか東証に無事到着
当日私は、兜町周辺で不審者として職務質問を受けるのではないか、もしくは東京証券取引所入口のセキュリティ・チェックで危険人物と判断されて入館を拒まれるのではないか、などの不安と期待を抱えながら、意見交換会へ向かいました。
事前発行された参加票が効果を発揮し、東証入口のセキュリティ・チェックはスムーズに突破できましたが、建物内で警備員から「何かご用ですか?」と不審者確認のような詰問を受けました。きっと警備員はセキュリティを司るプロとしての直感が働いたのでしょう。私は自分の怪しさを再認識し、そのオーラに満足しました。
そんなこんなで到着したミーティング会場には、主催者である東証のスタッフと日興アセットマネジメント・野村証券・三菱UFJ投信など「プロ」の方々(語順)と、「アマ」である7名のブロガーが集まり、ETFやETNに関する勉強会のような意見交換会が行われました。
参加していたブロガーは、
「インデックス投資日記@川崎」のkenzさん
「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」の水瀬ケンイチさん
「国内ETFで資産運用」の山辺柴刈さん
「吊られた男の投資ブログ」の吊られた男さん
「ホンネの資産運用セミナー」のゆうきさん
「レバレッジ投資実践日記」のレバレッジ君さん
(ブログタイトル語順)
という上品で仕事のデキそうなインテリジェント臭香る6名に、下品でアホそうで体育会系の怪しいおふざけ臭を漂わせる私を含めた7名でした。
◎「虫とり小僧」というハンドルネーム
ブロガー陣はほぼ全員顔見知りでしたが、「プロ」の方々のなかには初対面の方が多くいました。こういうときにいつも後悔するのは、「虫とり小僧」なるふざけたハンドルネームです。
ご挨拶した方々の柔和な笑顔の奥に隠れた「いい歳ぶらさげて、なにが“虫とり”だ!?なにが“小僧”だ!?ナメてんのか?シバくぞ!」という心の声が、痛いほど私の胸に届いてきます。
※なぜ「虫とり小僧」にしたのかについて簡単に触れた参考記事→私の武勇伝【その2】
◎意見交換会スタート
さて、意見交換会です。
前回の記事で私は、マニアックな質問は控えて、投資をしたことがないような普通の人に「ETFやETN」をオススメできるようになるには、どのような環境が整えばいいのか、という視点で臨みたいと書きましたが、実際には好奇心の衝動を抑えきれず、マニアックな質問を連発してしまいました。
・マーケットメイカーは儲かるのか?
・マーケットメイカーはどのくらいの取引量や乖離だと「やる気」がでるのか?
・マーケットメイカーが全員インフルエンザにかかってしまったらどうなるのか?
・実際、指定参加者として活動している人は一社何人くらいいるのか?
・ETFの設定や交換はコンピュータプログラムで行っているのか、人間が判断して行っているのか?
・儲かっていない金融商品を開発すると、上司からどのようなプレッシャーを受けるのか?
・今現在、「偉い人」や上司からのプレッシャー具合はどうか?
・あなたなら自分の虎の子の老後資金のほとんどをこの金融商品にあずけるのか?
・株式や債券やリートまでもを含んだ、バランス型指数作成の予定はないのか?
・本当にバンガード社は日本のことなんて眼中にないように感じるか?
(参考記事→バンガード社(米国大手投資信託会社)は日本人のことなんて眼中にない)
などなど、「普通の人目線」を完全に忘れた質問を次々と投げかけてしまいました(他にもまだ色々とあります)。
挙句の果てには、主催者側から「それは手口情報だから答えられません」と言われてしまうようなことまでたたみかける始末です。もしもこの意見交換会がまた催されても、きっと私は呼ばれないでしょう。
ただ、「プロ」の皆様方は、不躾な私の質問すべてに、とても真摯に分かり易く答えてくれました。
各質問に対する「プロ」からの回答は、私の頭になかにインプットされたので、公開可能なものは今後少しずつブログ記事に反映させていこうと思っています。
※マーケットメイカーや指定参加者については、こちらの記事をご参照ください
→マーケットメイカーとは
→指定参加者の役割とは
意見交換会全体の流れとしては、「プロ(投資業界関係者)」サイドの簡単な自己紹介が終わったあと、「アマ(ブロガー)」サイドが事前に用意した質問・疑問に「プロ」の方々が回答して(教えて)くれる形で進みました。
私は事前には質問を提出せずに、当日いきなりイキがって質問を投げつけまくるという不届き者っぷりを遺憾なく発揮しました。もしもこの意見交換会がまた催されても、きっと私は呼ばれないでしょう。
意見交換会の詳しい内容は、他のブロガーの方がアップすると思うので割愛します。
◎隣を「チラ見」すると・・
余談ですが(というかこの記事自体、いやこのブログ自体が余談の塊ですが)、意見交換会の最中、「アマ」サイドには、ほとんどメモをとらずにしゃべくりまくる私と、キチンとメモをとりながら「プロ」の貴重なお話を記録しつつ、適度に質問や要望を発する6名のブロガーがいました。
そして、私の隣の席には、私のふざけたハンドルネームに勝るとも劣らないふざけたハンドルネームの吊られた男さんが座っていました。私と年齢や家族構成の似ている吊られた男さんとは大の仲良しです。
私は、吊られた男さんがどのようなメモをとっているのか気になって、彼の手元をチラ見しました。チラ見は私の得意技のひとつです。
そのとき私は、我が目を疑いました。
なんと、吊られた男さんは、すべてのメモを英語で書いているのです。
英検4級の私は、度肝を抜かれました。
そう、忘れていました。私が勝手に自分と仲良しだと思い込み、自分と同レベルに扱っていた彼は、外資系の世界的大手企業に勤める超優秀なエリートであるということを。。
意見交換会の内容は、彼のブログ記事をご参照ください。
話を戻しますが・・
「ETFやETN」は、取引量が増え続けており、商品ラインナップも充実してきています。しかし、それでもまだ今のところ、既に投資を実践している人の選択肢のひとつに過ぎないでしょう。多数派である普通の人や投資初心者に気軽にオススメできる金融商品とは言いにくいと思います。
では、どのような商品や環境が整えば投資初心者などにもオススメしやすくなるのかについて、思うところ次回ゴチャゴチャと書いてみるつもりです。
つづく
どうすれば投資初心者にも「ETF(上場投資信託)やETN(上場投資証券)」をオススメできるようになるのかへ
参考サイト→ETF・ETNスクエア(東京証券取引所)

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