2023Jan25 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は買いなのか…デメリットはないの? 投信ブロガーが選ぶ fund of the year 2019・2020・2021・2022と4年連続で堂々の第1位に輝き、巷で「オルカン」なぞと呼ばれて一層注目が集まっているせいか、「虫とりさんは、eMAXIS Slim 全世界株式(イーマクシス・スリム・オール・カントリー)をどう思いますか?」というような意見を求められる機会が増えています(もちろん受賞前からもかなりありましたけどね)。全世界株式への投資についての考えは何度も書いたことがある...
2022Jun15 外国債券について(インデックス投資家に外国債券は不要なのか?) マニアックな世界のごく一部で取り扱われている話題ですが、個人投資家が資産形成において、投資信託の外国債券クラス(以後、外債)を保有する必要があるのか否かというお題があります。山崎元氏の唱える「外債不要論」(参考:資産配分に外国債券は?)が知られるようになってから、アセットアロケーションから外債を外す個人投資家が増えているように感じます。今回はその話題についての自分なりの考えと投資判断を備忘録的に書...
2022Apr03 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を積み立てている理由 「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム) バランス(8資産均等型)」は、私が実践している「ほったらかし国際分散積立インデックス投資」のメインのファンド(投資信託)です。当ブログのメールフォームを通じて送られてくる質問には、・なぜ、8資産均等型のバランスファンドを選んでいるのか?・ETFを利用した方が安上がりになるのに、なぜ投資信託なのか?・集中投資をした方が効率的に資産形成できるのではないか?・8資産均等...
2020Feb29 野村スリーゼロ先進国株式投信について思うこと…信託報酬0%の次はマイナスか? 証券業界最王手のノムラから信託報酬0%のファンド(投資信託※)設定が発表されたことで、マニア(私のような投資ブロガーなど)の間ではけっこう話題になっています。ファンド名は「野村スリーゼロ先進国株式投信」。ついに、国際分散投資の最もメジャーな株式指数のひとつに連動するインデックスファンドの信託報酬(運用管理費用)が無料になりました。当然、販売手数料(購入時手数料)や解約手数料(信託財産留保額)も無料で...
2019Nov02 グローバル3倍3分法ファンドは買いなのか?…デメリットはないの? ブログのメールフォームを通じて「虫とりさんは、グローバル3倍3分法ファンドをどう思いますか」というような質問を何件かいただきました。最近はインデックスファンドのコスト競争以外に話題の少なかったこの界隈で、けっこう盛り上がっているお題ですな。※該当ファンド目論見書よりまだファンド(投資信託)設定から1年ちょいしか経ってないのに、純資産総額は3000億円を超え、もうすぐに4000億円にも届いちゃいそうなバブル臭...
2019Oct02 コモディティクラスへの投資について整理しておく 個人投資家が比較的低コストで「コモディティ」へ投資可能な投資信託(ファンド)※1が設定される時代になりました。普通ではなかなか投資しづらい対象に、投資信託を通じて簡単に投資できる環境が整う(選択肢が増える)ことはよいことだと思います。コモディティクラスへの投資について、私の個人的な考えを書いておきます。...
2016Apr09 ドルコスト平均法は有利なの?不利なの?…積立投資と一括投資のメリットとデメリットの話 「ドルコスト平均法は有利だから必ずやった方がいいんですよね!?」「ドルコスト平均法は実は効率が悪いって聞いたのですが・・」「積み立て投資は一括投資に比べて安全なんですよね?」たまにこのような質問をいただくので、自分の考えを書いておいたほうが良さそうですな。今回は「ドル・コスト平均法」についてのお話です。さて、「ドルコスト平均法は有利なのか不利なのか?」という質問に対する回答としては・・...
2015Nov14 MRF・MMFとは?…けっこう優れた無リスク資産の置き場でっせ! 前回の記事では、最強の無リスク資産であるとして「個人向け国債(変動10年)」のメリットやデメリットを解説しました。リスク資産への投資は怖いだとか、既に十分な金融資産を持ってはいるものの、ペイオフ(金融機関破綻時の保証上限1000万円)を気にしていくつもの銀行に預金を分散しすぎて管理が困難になっている場合などには、「個人向け国債(変動10)」は、金融資産の「置き場」として有力な候補でしょう。また、他にも、「...
2015Nov07 個人向け国債(変動10年)は最強の無リスク資産…メリット・デメリットを確認しておこう! ・預貯金よりも安全で高金利(高利率)・ペイオフ1000万円のような上限なし・タンス預金のようにインフレでヤラれたりしない・国債価格が下落しても債券価格は下がらない・必要なときに必要な分だけ換金できる・・こんな金融商品が「個人向け国債(変動10年)」です。リスク資産への投資は怖いだとか、既に十分な金融資産を持ってはいるものの、ペイオフ(金融機関破綻時の保証上限1000万円)を気にしていくつもの銀行に預金を分散...
2015Aug22 <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)を買うか買わないか(評価・解説) 「<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」がニッセイアセットマネジメントで設定され(8月27日)、販売が始まりますね。普通に買えるバランスファンドとしては、悪くないと思います。国内株式・国内債券・先進国株式・先進国債券の平均(代表的な指数)にそれぞれ25%ずつ配分し、信託報酬は0.34%0.14%(税抜き、2019年6月27日~)、販売手数料や信託財産留保額は無料です。商品名がや...