2014Dec06 SMTインデックスバランス・オープンについて(評価・解説) 「SMTインデックスバランス・オープン」の販売が始まりましたね。よいバランスファンド(投資信託)だと思いますよ。低コストで世界中の株式・債券・リート(不動産)に分散投資できる優れモノです。このファンド1本で、これまでのいわゆる8資産(国内株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券・国内リート・先進国リート)に新興国リートを加えた9資産に投資できます。(三井住友トラスト・アセットマネジ...
2014Nov06 外貨建て資産の「建て」ってなんだ? 投資による資産形成を実践しつつ、関連情報を見聞きしていると、「外貨建て資産」という言葉をけっこう頻繁に見聞きします。「外貨建て資産」とは、外貨(円以外の通貨)で直接保有するもの、つまり、その購入・残高表示・利払い等が外貨でなされる資産だと私は理解しています※1。(とりあえず、当ブログ内ではこれを定義として書き進めます。)ところが、世間一般では、投資対象が外国資産(外国企業の株式や外国の債券など)であ...
2014Aug23 eMAXISバランス(8資産均等型)について(評価・解説) eMAXIS(イーマクシス)バランス(8資産均等型)は、私が実践している「ほったらかし国際分散積立インデックス投資」のメインのファンド(投資信託)だったのですが、2017年に全く同じつくりのファンドが半額以下のコスト(お値段)で登場しました。同種ファンドの最低コスト商品でもある「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム) バランス(8資産均等型)」です(名前が似ていてややこしいですが…)。もしもこれから新たに積み立て投...
2014Jun05 指定参加者の役割とは(ETFの「基準価額」と「市場価格」の乖離問題) 前回の記事で、「マーケットメイカー(market maker)」の簡単な解説をしたあと、オークション方式とマーケットメイク方式の取引の違いなどについて書きました。上手に説明できない自分に歯がゆい思いをしましたが、それが己の能力なので仕方ありません。引き続き難解な話をより難解にする“へなちょこ解説”を続けたいと思います。さて、普通の人には馴染みが薄いとは思いますが、「マーケットメイカー」について、インデックス投資家...
2014Jun04 マーケットメイカーとは(マーケットメーカーとは) 「マーケットメイカー(マーケットメーカー)」だなんて、普通の人や投資初心者には馴染みの薄い言葉でしょうが、以前に需要はないだろうなぁと思って書いた「購買力平価説とは」というマニアックな記事が、地味にご好評(アクセス)をいただき続けていたりもするので、今回は「マーケットメイカー」の解説記事でも書いてみようかなと。ここ最近、ETF(上場投資信託)関連の記事を何度か書いているので、この話題(マーケットメイ...
2014May17 ETFやETNを投資初心者にオススメしていない理由(「ETF」とは?「ETN」とは?) なんと東京証券取引所からお声がけをいただき、来週催される「ETF・ETN市場に関する意見交換会」に参加できることになりました。私のようなおふざけ自己満ブロガーが、世界三大証券取引所のひとつに数えられることもある東京証券取引所から「日本のETF・ETN市場へのご示唆をいただきたい」などとお声がけいただくなんざ、なにかの間違いかと思いましたが、せっかくの機会なので東証に乗り込んできます。...
2013Nov19 購買力平価説とは 「1ドル=100円」などの「為替レート」は、多くの要因によって形成され、変動しています。その要因はあまりにも多く、そして複雑に絡み合っているため、そのすべてを論理的に説明するのは困難を極めます。ましてや、為替の先行きの正確な予測なんかは不可能であり、経済評論家の山崎元氏も「為替予測はエコノミストの墓場」だと言っています。ただ、短期的な為替変動ではなく、数十年以上の長期的な為替変動は「購買力平価説」でほ...