定年リタイヤ後の準備って必要だよね。。(仕事を失うリタイヤ世代)

おもしろ変態インデックス投資ブロガーの名を欲しいままにしている、ちんあおさんが、ご自身の親世代と酒を酌み交わしながら語り合った際に感じたことを記事にしていました。

親族と飲んで感じた親世代の悩み。

歳をとると暇な時間が増えて、生活に「張り」がなくなり、以前は楽しかった趣味もつまらなくなってしまう、というような話を聞かされたそうです。

この記事を読んで、私もふと自分の父親のことが頭に思い浮かびました。



◎リタイヤが現実的に迫っている父に・・


私の父親は、いまのところ現役バリバリで働いてはいるものの、年齢的には世間一般で「定年」を迎える領域に達しています。

多少の趣味くらいは持っているのかもしれませんが、基本的には仕事だけをやって生きてきたような人です。
私の幼い頃に記憶に、自分の起きている時間に帰宅する父親の姿はありません。


ここ数年、その父親と顔を合わせる度に私は、

「仕事辞めることになったらどーするの?毎日どーやって生きるの??実際、もうそろそろ、いつそうなってもおかしくないでしょ??なんか、やりたいこととかないの??」

と、いうような問いかけをしていました。


イキがってブログなんぞを書き、人生における時間とお金の使い方について思案したりすることにかぶれている私は、ついついリタイヤ間近であろう父親にそういった問答を求めてしまうのです。


いつも父親からは、

「うーん、どうしようかなぁ・・」

というような曖昧な回答しかありませんでした。
実際、ホントにどうすればいいのか分からないようです。


先日も久しぶりに顔を合わせた際に、いつもと同じように、

「ねぇ、実際、ホントに仕事がなくなったらどうするの?」

なんて私が、軽口をたたいたところ、

「うーん、そうなったら、すぐに死ぬかもしれないなぁ・・」

という笑えない回答が返ってきました。



◎「仕事人間」だった私の父


現段階でさしたる趣味を持たず、これまでの人生では仕事だけを一生懸命にやってきた父親が、人生そのものともいえる「仕事」を取り上げられてしまったら、その後、どう生きていいのか分からなくなるというのは、実際、頷ける話だと思います。

私の父親は若い頃、国立大学で教鞭を執っていたものの、研究に専念したかったからなのか、民間の企業に移りました。
「ノーベル賞を受賞できるかもしれない」などの希望的観測が高まった時期があり、母親は着物まで買い揃えたものの、結局受賞できず、その着物を着る機会はなかった、なーんて笑い話もあったそうです。

彼は、施設や資金が充実している民間企業で研究に没頭したようですが、やがて最前線から退いて管理職になってしまうと、現場の研究者をコントロールする(押さえつける)ような仕事ではつまらないと感じるのか、安定した賃金や雇用契約はすぐに捨てて、関連企業に移動したりしながら、常に研究もしくはビジネスの最前線にいました。
いまだに、バリバリのようです。

そんな私の父親に、「仕事」のない日々が訪れたら、一体どうなってしまうのでしょう。

おそらく、出来損ないのバカ息子のいうことになんて耳を貸さないでしょうし、そもそも耳を貸してもらえたとしても、建設的なアドバイスなんてできないとは思いますが、父親とゆっくり話す機会があれば、「仕事を失った日々」への備えを少しでも手伝えればいいなぁ、と思っています。

んー、でも、やっぱり余計なお世話なのでしょうか。。



◎リタイヤに関してもキチンと準備しといた方がいいよね


「仕事人間」に、仕事の終わりと同時にポックリ死ねるというような都合のよい人生が必ず待っているわけではありません。むしろ、多くのリタイヤ世代には、仕事を失っても何かをして生きてゆかねばならない日々が待っている(すでに直面している?)はずです。

そのための準備というのは、やはり、しないよりは、しておいた方がよいのではないでしょうか。

父親のことだけではなく、自分自身についても、たまには、そんなこと考えてみる時間もアリかなと思いました。

冒頭で紹介したちんあおさんの記事でも、「趣味のポートフォリオをきっちり組んでいかなくてはなと強く感じました」と結んでいましたが、まさにそのとおりでしょう。しかし、現役で仕事をしながら、仕事を失ったあとにも充実した時間を楽しめるような趣味を見つけることは、思っているよりも簡単ではないかもしれません。

なかなか難しい問題ですね。

世の中には、「リタイヤすること」そのものを目標として日々生きている人もいれば(私の同世代に多いです)、反対に「リタイヤすること」を恐れて日々生きている人もいるのです(私の親世代に多いです)。


さて、いつかは必ず終わりのある人生、自分はどうやって生きていこうかなぁ。。。



※さほど深い考察ではありませんが(結論も曖昧)、以前に、人生における時間とお金の使い方について書いてみた記事へのリンクも張っておきます。
セミリタイヤとかしてみたいけど…
なぜ投資(資産運用)をするのか

※私の父親が息子(私)の知らない趣味や生き方を持っている可能性もないことはありません。ただ、世の中には、私の見ている(思い描いている)父親のような状態の人が少なくない気もするので、そういう人たちは、これからどうするんだろうなぁ、なんことも合わせて思ったので、記事を書いてみました。


◇関連書籍紹介


以前にも紹介しましたが、仕事と時間とお金、そして自分の人生について考えるうえで、とても参考になる本です。
私もたしか梅ランあたりで知った本ですが、この2冊は自信を持って他人様に紹介できる本だと思っています。
『働かないってワクワクしない』は今年に入ってから新書で復刊しましたが、『人生後半戦のポートフォリオ「時間貧乏」からの脱出』は絶版状態で、新品を見つけるのが難しくなっています。


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プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレなど

※小説も書いてます→『迫力』



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、資産の一部を世界中の株式や債券などの保有にあてています。

約12年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
BIG tomorrow:2017年7月号
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R25・東証マネ部!:2017年1月
BIG tomorrow:2016年7月号
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイスポ!:2015年9月18日
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日経ヴェリタス:2015年7月26日号
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
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NHK特報首都圏:2011年3月

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