バランスファンドを複数持っても意味ないんですか?…繰り上げ償還対策になるのでは?

読者さんから以下のようなご質問をいただきました。


==(質問メール一部抜粋)==

バランスファンドを数種類持っていてもあまり意味がないと聞きました。そう思いますか?(現在、NISA、特定口座、DCで、それぞれ違うバランスファンドを積立中。)

私的には、ファンドが存続不能になり償還してしまった場合のリスクを考え複数持つのもいいのでは?と思っていたのですが・・?

==(以上)==


ふむふむ。
投資商品が色々あって、特定口座やNISAや個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)など投資用口座も色々あると、悩みも増えますよね。

・・あくまでも個人的な考えですが、回答してみます。



◎あんまり意味はないけど・・


たしかに私も、バランスファンドを複数持っていてもあまり意味はないと思います。そこそこ低コストで、そこそこ国際分散されているバランスファンド※なら、どれもさほど大きくパフォーマンスは変わらないと思うからです。

※この記事(子供がもらったお年玉やお祝い金などの管理方法)で挙げているようなバランスファンドなら、おそらくどれでも大丈夫だろうとは思います。


ただし、バランスファンドを複数持っていたからといって、そのことが理由でパフォーマンスが悪くなるわけでもないので、まあ、好みの問題ですよね。

資産配分(外国株式が何%で国内株式が何%で外国債券が…みたいな比率)を把握するときに少々ややこしくなるとか、管理の手間が多少かかることを分かっていて保有するのであれば、特に問題はないでしょう。

私はやっていませんが、複数のバランスファンドを持つことで、より理想のリスク資産配分を実現できる、という人もいるかもしれません。

「バランスファンドを複数保有することにあまり意味はない…んでも、べつに損するわけでもない」

ってとこでしょうか。



◎繰り上げ償還対策にはなるけど・・


それから、繰り上げ償還対策として複数のバランスファンドを持つことにも、やはりあまり意味はないと思います。

投資信託の場合、仮に償還されても価値がなくなるわけではなく、その時点の時価(基準価額)で換金されるだけです。基準価額は、そのファンドから投資している株式や債券などの価格の影響で動くので、ファンド自体の資金流出入の影響はほとんどありません(インデックスファンドを組み合わた国際分散型の投資信託であれば、おそらく誤差レベルのはず)。

課税タイミングが不本意になる可能性はありますが、それは大きなリスクだとは言えないと思います。複数保有してリスク分散を図るよりも、ファンドの純資産の大きさや資金の流出入傾向を確認するほうが大切でしょう。

とは言っても、どうしてもリスク資産が一気に繰り上げ償還になる可能性を低くしたいのであれば、バランスファンドの複数保有にも意味はあるので、これも好みの問題ですわな。


※分別管理がなされていなかった場合や受託銀行の使い込みリスクなどを心配して複数の投資信託を持つことを考える方もいるようですが、個人的にはそんな万が一のことまでは想定していません。

【参考記事→最悪の状況をどこまで想定するのか



◎明らかな間違いでなければ好きなようにやろうや


・・とまあ、ゴチャゴチャ書きましたが、バランスファンドを複数持つことによるデメリットは、管理の手間が少しだけ増えるくらいのものなので、それをデメリットに感じないのであれば、わざわざスタンスを変更するほどの話でもないとも思っています。

個人における資産形成のための投資は、明らかな間違いでなければ、各自好きなようにやればいいっすよね。


《関連記事》
バランスファンドは、車のオイル交換を自分でやっちゃうような人にはたぶん向いてない
「バランスファンドはクソだ」と言い切ってしまうことの功罪



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虫とり小僧

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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレなど

※小説も書いてます→『迫力』



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、資産の一部を世界中の株式や債券などの保有にあてています。

約13年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


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