私のアセットアロケーション(リスク資産管理方法)【アセットアロケーションの決め方・その8】

面白くもない記事シリーズを長文で引っ張ったのに、幼稚で突っ込みどころ満載のアセットアロケーションとポートフォリオ※1を公開するのは大変お恥ずかしいのですが、これも自分自身のための備忘録であるということでご勘弁ください。

前回の記事前々回の記事で書いてきたように、株式を主力に低コストで分散投資することは大切ですが、私はそれ以上に手間をかけずシンプルに管理することを優先的に考えることにしました。



◎自分の性格までは変えられないから・・


しかし、頭の中で優先順位を変えようと思っても、安いモノが好きで、ゴチャゴチャ考えることが好きで、自信過剰な自分の性格まで変えることはできません。

だから、そのときの気分で簡単にアセットアロケーションをいじくることができない管理方法を採用することにしました。

つまり、低コストと分散にこだわって様々なファンドのアセットクラスの最低コスト商品(国内外ETFを含む)をバラで保有していると、私には色々と考えたりいじくる余地がありすぎるので、もうバランスファンドにしちゃえ!ということです。



◎自分なりの資産管理方法


欲望のコントロールは難しいものです。
人それぞれの性格にもよるでしょうが、禁酒・禁煙・禁ゲーム・禁甘いもの(ダイエット)・禁○○(○○に代入する言葉と文字数はご自由にどうぞ!)……どれも簡単ではありませんよね。

孫子の兵法ではありませんが、欲望という強敵との戦いには、戦う前から負けないシステムをつくっておくことが肝要です。

例えば、ダイエットで、甘いものを食べないようにしようと思うなら、甘いものを家に置いていてはいけません。10個のドーナツが家にあるのに、「一日1個だけ」なんてルールを守るのは(少なくとも私には)無理です。男なら、目の前に絶世の美女がいたとして、その美女が……おっと、この例え話はやめておきましょう。

とにかく、アセットアロケーションをちょろちょろといじくりたくなる私の欲望は絶倫でした。
その欲望を遮断するには、いじくりたくてもいじくることができない状況を作り出す必要があったのです(キチンと自己管理できる人なら、そんな状況を作る必要はないと思いますが)。


しかし同時に、ある程度長いことマーケットに居続けて多少は私も自制が利くようになってきたので、少しはアセットアロケーションをいじくる余地も残しておきたいと考えました。(余地を残したのには、ズバリと気に入ったアセットアロケーションのバランスファンドが見つからなかったことも影響しています。)

そこで、以下のようにして、個人的にはスッキリしました。

◇アセットアロケーション(リスク資産配分)
・国内株式:10%
・先進国株式:20%
・新興国株式:20%
・国内債券:10%
・先進国債券:10%
・新興国債券:10%
・国内リート:10%
・海外リート:10%

◇ポートフォリオ(具体的金融商品)
・eMAXISバランス(8資産均等型)※2
・SMTグローバル株式インデックス
・野村インデックスF・新興国株式

※上記3ファンドを毎月8対1対1の割合で自動買付
(いずれはリスク資産をひとつの金融商品にまとめたいという欲求もあります…)

※参考記事→eMAXISバランス(8資産均等型)について



◎手出しできることと、できないことを事前に決める


バランスファンドに個別のアセットファンドを組み合わせることで、全体の2割くらいはコントロール可能にすることにしました(株式を主力にしておきたい、という考えもありました)。

既存の商品を利用して、手出しできることと、手出しできないことがある環境を自分なりに作ったのです(「作ったのです」なんていうほどたいしたことではないですが)。

どうせバランスファンドをメインにするなら、分散を考慮するとなるべく多くのアセットクラスがあった方がお得感があります(4資産より8資産みたいな)。効率フロンティアは一応考えますが、けっこうテキトーです。リートや外国債券の保有※3について悩むところもありますが、まあそこは分散を重視して、自分の最大公約数的にはOKです。

基本的には、積立以外の売買はしませんが、株式比率などをコントロールすることで、波に乗ったり(順張り)、網を張ったり(逆張り)できる環境だけは残しました。

これをシリーズその5で書いたように、無リスク資産との比率をコントロールしながら管理することにしています。(シリーズその1で、NOMURA-BPI総合に連動するインデックスファンドをリスク資産に分類した最大の理由は、それがバランスファンドに含まれているので、そうした方が管理しやすいというだけのお粗末なものだったのです……お恥ずかしい。)

(ま、他にも多少の金融商品があったりもするのですが、その話にはここでは触れません。リアルでお会いしてグダグダ語る機会でもあれば語り合いましょう。)



◎自分でもツッコミどころはあるけど・・


思考や実践の経過をまとめると、

任意のアセットアロケーションの自動リバランス機能付き低コスト無分配バランスファンドがあれば最高→そんなものはない
→最低コストの個別ファンド(国内外ETF含む)の組み合わせ→面倒くさいし、自分の性格上、いじくる余地が大きすぎる
→既存バランスファンド一本→ちょっと物足りないし、しっくりこない→じゃあ、こうしよう

ってなカンジです。


多くの金融商品を保有していることを手間と感じるか否かは、人によって異なるでしょうが、個人的にはなるべく少なくスッキリさせることも重要でした。

また、運用記録をつけることにも面倒臭さを感じていたので、一つの証券会社で管理できて、過去の成績を振り返るときも、メインの積立ファンドの成績だけを見れば大体分かるというのも魅力的でした。


この選択に関して、ツッコミどころが満載なのは十二分に承知しています。自分自身でもツッコミたいところがありまくりですから。

「それだけに任せきれることがバランスファンド最大のメリットなのに、そこに個別ファンドを付け足すなんてお前はアホか!?コストにこだわるんじゃなかったんかい?!」などと、もう一人の自分が言っています。

あなたがおかしいと思う点は、おそらく私もおかしいと思っています。しかしながら、性格上の癖を考えると自分にはこれが最適解であると考えています(今のところ)。

自分でも、愚かで煮えきらず、非合理的な決断だとは思っているのですが、自分なりの最大公約数は自分にしか分かりません。
合理的な決断ではないと自分でも認識しているという点をもって、ご勘弁願えますでしょうか。。



◎未来のことは分からないから、自己責任で!


未来が分からない以上、どのようなアセットアロケーションが将来好成績を残すのかは全く分かりません※4

リスク資産切り崩しの時期の相場環境によっても、ずいぶん変わってくるでしょう。
あれこれアセットアロケーションをいじったり、低コストの商品が出る度に保有ファンドを売却して乗り換えたりしながら、長期的に見て低コストバランスファンドに勝つことは、ひょっとしたらアクティブファンドがインデックスファンドに勝つことくらい難しかったりするかもしれません。

資産運用の結果なんて、運の要素がとても大きいのです。
(山崎元さんが「“運”を用いると書いて“運用”だ」とよく言っていますよね。)

もちろん、運用コストを抑えて、確率的にはなるべく負けにくく合理的な選択をしたいと思っていますが、多少非合理的なことを自分で理解したうえで、納得して決断したものの結果なら、どんな結果でも受け入れることができます。

アセットアロケーションなんて自己責任を前提としたうえで、最終的には「えいや!」と決めるものだと思っています。


自分で書いていても思います。私はなんて偏屈で理屈っぽいのだろう、と。
しかも、その理屈はほとんど屁理屈だという。。

つづく
「アセットアロケーションの変遷(その1・リーマンショックのナイアガラっぷり)【アセットアロケーションの決め方・その9】」

(ここまでの記事で、投資を始めてから現在に至るリスク資産管理の思考経過は書いてきたのですが、肝心の資産配分のパーセンテージの変化には触れていなかったので、次回はシリーズ番外編として、そのことを書きます。)



※1 私の場合、「アセットアロケーション」には、生活防衛資金などの無リスク資産は含んでいません。そして「ポートフォリオ」とは、具体的金融商品とその配分を表す言葉として使っています。また、このブログ内で使う「リスク資産」や「無リスク資産」などの言葉についても、自分なりに定義しています。このあたりの「言葉づかい」は各投資家やブロガーによって微妙に異なる場合があるので、他人の公開情報を見るときは多少の注意が必要だと思っています。

※2 この投資信託には、国内株式1,689銘柄・国内債券681銘柄・国内リート36銘柄・先進国株式1,283銘柄・先進国債券622銘柄・先進国リート232銘柄・新興国株式790銘柄・新興国債券129銘柄という、驚くほどたくさんの銘柄がパッケージ化されていて、なんと月々500円から積立投資可能です(2012年12月末時点)。
→参考記事:eMAXISバランス(8資産均等型)について

※3 外国債券をアセットアロケーションに含めることについての自分なりの見解は、別の機会に記事します。
(参考記事→外国債券について 2013年6月7日)

※4 過去のデータにのみ基づいてアセットアロケーションを効率フロンティアに乗せようとすると、新興国債券と国内債券のみの配分がそこに乗った時期もありました。

(投資判断は自己責任においてお願いします。)


にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
↑記事を気に入っていただけたら、ランキングに1票(クリック)をお願いします。

関連記事





プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


Twitter:@mushitori
Facebook:Facebookページ

子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレなど

※小説も書いてます→『迫力』



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、資産の一部を世界中の株式や債券などの保有にあてています。

約12年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
日経ヴェリタス:2017年10月29日
BIG tomorrow:2017年11月号
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
BIG tomorrow:2017年7月号
東証マネ部!・R25:2017年3月
R25・東証マネ部!:2017年1月
BIG tomorrow:2016年7月号
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイスポ!:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年8月30日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加

最近の人気記事ランキング

【第1位】
セゾン投信を投資初心者にオススメする理由


【第2位】
テレビ出演の影響


【第3位】
個人向け国債(変動10年)は最強の無リスク資産…メリット・デメリットを確認しておこう!


【第4位】
民間の保険はどの程度必要なのか、5つのポイントで検証(生命保険・医療保険・学資保険・火災保険など)


【第5位】
確定拠出年金ってなによ?…メリット・デメリット・注意点は?…企業型と個人型の違いやオススメの証券会社は?


【第6位】
私の武勇伝


【第7位】
持ち家か賃貸か…住宅について自分の考えを整理しておく


【第8位】
小説を書いてみました


【第9位】
賃貸契約更新時の値下げ交渉(更新料は支払わなくてもよい?)


【第10位】
関東近郊、宿泊してよかったオススメの天然温泉旅館5選


【第11位】
預金封鎖にはどのような対策をすればいいのか?


【第12位】
ローン返済と投資のどちらを優先すべきか…併用はありなの?


【第13位】
入院時の差額ベッド代は支払わなくてもよい?


【第14位】
投資信託や株式の元本割れ(含み損)が気になってモヤモヤしている人へ


【第15位】
なぜ投資をするのか


【第16位】
2016年12月末のアセットアロケーションとポートフォリオ(と今年下半期の投資と考察)


【第17位】
ドルコスト平均法は有利なの?不利なの?…積立投資と一括投資のメリットとデメリットの話


【第18位】
子供が友達のメガネを破壊…早速、個人賠償責任保険を請求してみた


【第19位】
インデックス投資を成功させるための3つのポイント


【第20位】
で、自分は現行NISAと積立NISAのどっちを利用するのかという話


全記事一覧

最新記事

広告

アクセスカウンター



当ブログ内検索

オススメのネット証券

SBI証券
管理人も利用中の最大手。
低コストの商品が豊富で、月々100円からの積み立て投資に対応。投信保有ポイントサービスも高還元。個人型確定拠出年金(イデコ)も充実!

楽天証券
管理人は個人型確定拠出年金用口座としてここを利用。
商品ラインナップやシステムはSBI証券に劣らない。キャッシュバックたっぷりの口座開設キャンペーン多し。
当ブログ内参考記事

セゾン投信
リスク資産をバランスファンド1本で管理したい人にオススメ。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、月々5000円から投資でき、30カ国以上の株式と10カ国以上の債券に分散投資して、世界経済の成長を享受できる。
当ブログ内参考記事

オススメの保険比較サイト

価格ドットコムで最安値圏を調べ、自分がどれだけぼったくられているのか確認してみることをお勧めします。
保険商品は、自分に必要なものを最低限、なるべく低コストで選びたいものですね。
当ブログ内参考記事

読みやすくてオススメの本

老後貧乏にならないためのお金の法則 老後貧乏にならないためのお金の法則
資産運用から、住宅・保険・年金・相続・贈与までのすべてを網羅したマネー本です。
当ブログ内参考記事


貧乏人のデイトレ
金持ちのインベストメント
貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵
投資理論の基礎を学ぶのに適した本だと思います。
当ブログ内参考記事


一番やさしい! 一番くわしい!
はじめての「投資信託」入門
一番やさしい! 一番くわしい!<br />はじめての「投資信託」入門
投資信託とは何なのかをやさしく解説してくれる本です。
当ブログ内参考記事


半値になっても儲かる
「つみたて投資」
半値になっても儲かる「つみたて投資」
積立投資そのものを分析・解説している興味深い本です。
当ブログ内参考記事


ほったらかし投資術 ほったらかし投資術
投資を始める前の自分に1冊だけ読ますならコレにします。
当ブログ内参考記事


生命保険の罠 生命保険の罠 保険の営業が自社の保険に入らない、これだけの理由
生命保険の販売現場のウラ話が満載の強烈な一冊です。
当ブログ内参考記事

注意事項

当ブログでは個人的見解を述べているだけなので、他人の判断について責任は負えません。投資などを行う際は、あくまでも各自の責任においてお願いいたします。

また、リンクや引用なら問題ありませんが、ブログ記事の無許可・無断転載はご遠慮ください。私は著作権を放棄しておりません。






お返事できない場合もあります。また(ドコモ・auなどの)キャリアメールだと返信が届かないことがあります(参考解説記事)。
メッセージ内容はブログ記事に取り上げさせていただく場合があることもご了承ください。





にほんブログ村 その他生活ブログ 資産運用へ 
↑記事を気に入っていただけたら、ランキングに1票(クリック)をお願いします。
リンク先には人気の関連ブログがたくさんあります。