外貨建ての保険なら為替分散できるから加入してもOK?…相続時に控除されるし

読者さんから以下のような質問をいただきました。


==(質問メール一部抜粋)==

保険に関して素晴らしい考察ですね。感服しました。ただ、機会がありましたら、外貨建ての保険だと手軽に為替分散できる点や相続時の生命保険控除(相続人数×500万円)についての記事も期待したい

==(以上)==


はてさて、どの記事を読んでくださっての感想(と記事リクエスト)なのかハッキリとは分かりませんでしたが、おそらく以下のどちらかの記事(シリーズ)だと思われます。

民間の保険はどの程度必要なのか、5つのポイントで検証(生命保険・医療保険・学資保険・火災保険など)

炸裂する生命保険屋の営業トーク → なんで保険会社は、受取額以上に支払えるの? → 保険会社に資産運用を任せたらアカン!(3回の続きもの)


そういえば、外貨建ての生命保険について書いたことはなかった気がするので、この機会に個人的な考えを簡単にまとめてみようと思います。



◎円建ても外貨建ても同じだけど・・


基本的には、外貨建てであっても保険に対する私のスタンスは変わりません。

保険商品には万が一のときの大きな保障だけしてもらって、お金を殖やしたり守ったりする運用は自分でやるという考えです。

なので、個人の貯蓄では対応できないような大きい保障が必要な場合は、保険を利用すべきだと考えています。

ただ私は、外貨建て保険は利用していません。

為替分散をしたいのなら、わざわざ保険会社に高い手数料を抜かれながらやるよりも、投資信託などのほうがはるかに低コストですから。そもそも外貨建ての保険とは、保険と外国債券(もしくは投資信託など)の高コストなパッケージ商品のことです。

それに外貨建て保険の場合、ドルやユーロなど単一通貨の為替変動リスクを負う場合が多いので、どうせ外貨を保有するなら、もっと多くの通貨に分散しておいたほうが低リスクですし、リスク分散も効くでしょう。

ただし、投資へのアレルギーがあったり、それを実践するハードルが高いのなら、外貨建て生命保険(や年金保険)がお手軽であるというのは理解できます。

【参考→外貨建て資産の「建て」ってなんだ?



◎相続時の生命保険控除を狙いにいくのはアリ


生命保険で相続時の非課税限度額(500万円×法定相続人の数)を取りに行くのはアリだと思います。

むしろ、相続税がかかるほどの資産があって、保険をかけても生活が回る余裕があるのなら、必ず非課税限度額いっぱいまで加入しておいたほうがいいとさえ思っています。実際、親族や知人にそうアドバイスすることもあります。

ただし、相続税対策であれば、わざわざ外貨建ての保険を選んで為替リスクを負う必要はないので、普通の一時払い終身保険あたりのほうが無難でしょう。

ただまあ、もしも既に外貨建ての保険に加入しているのであれば、わざわざ解約して加入し直すほどのことではないかもしれません(ここの判断は各自ケースバイケース)。



◎あくまでも自己責任で好きなように


いつものごとくエラそうにゴチャゴチャ書いてしまいましたが、一個人投資家の疎い考えにすぎないので、あくまでも参考程度にしておいてください。私は他人さまの投資(購買)判断に責任を負えません。

保険加入をめぐる問題には、確率論や合理性だけでは割りきれない要素もあると思います。

・・ま、各自色々考えたうえで、各自納得した方法を選択しましょうや。


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プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


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子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、資産の一部を世界中の株式や債券などの保有にあてています。

約12年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴

R25・東証マネ部!:2017年1月
BIG tomorrow:2016年7月号
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BIG tomorrow:2016年1月号
ザイスポ!:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年8月30日号
日経ヴェリタス:2015年7月26日号
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日経マネー:2013年10月号
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