いつか子供に伝えたいお金の話

インデックス投資(投資信託を使った国際分散投資)による資産運用・各種保険・クレジットカード・節約など「お金」に関することを書き綴るブログ

インデックス投資ってなに?

前回の記事で書いたように、自分なりに熟慮した結果として、私はインデックス投資を資産形成のメイン手段とすることに決めました。

インデックス投資とは、資本主義の永続や景気の循環などを前提として、短期予測は行わずに世界中の株式や債券などに分散投資し、長期的に見て市場の平均値を取りにいく(世界経済の成長を取り込む)投資法です※1

(当たり前のことですが、この投資法が唯一の正解というわけではありませんし、必ず儲かる保証もありません。)

明確な定義があるのかどうかは知りませんが、私はそのように理解・認識しています。


この方法を資産形成のメイン手段に選んでいる人間としては、もう少し詳しく「インデックス投資とは何なのか?」ということに触れずには、これ以上ブログを書き進めることはできません。

特に私の場合、ブログを書き始めた動機を考えても、最初のうちに、この話題に触れなければならないと勝手に思っています。

しかしながら、「そもそも○○とは……」という学校の授業のような文章は、書いていてもツマラナイものです。書き手がツマラナイものなんて、読み手にとってはもっとツマラナイでしょう。

しかも、このブログを読んでくださる方の多くは、既にそんなことはご存じだと思います。そんなことを、ましてや私の下手クソな文章で綴るとなると、書き手も読み手も罰ゲームとしての般若心経写経、いや鼻からワサビ投入、いや日光直視のようになってしまいそうなので、大手ゼネコンよろしく丸投げを使わせてもらうことにしました。


インデックス投資の基本について、もう少し詳しく知りたいという方は、以下のブログ記事とウェブサイトをご覧ください(どちらも実践ガイドのようなカンジです)。

インデックス投資界の№1ブロガー・水瀬ケンイチさんが、インデックス投資の基本を分かりやすくまとめてくれた記事
「インデックス投資の具体的方法 8ステップ」
(サラリーマン個人投資家でありながら、本を出版したり、『ダイヤモンド・オンライン』でコラムを連載したりするスゴい人のブログ記事です。)

個人投資家のための、まじめな投資応援サイト『myINDEX(わたしのインデックス)』の投資の勉強
「インデックス投資のはじめ方」
(このサイトには、他にも「投資の勉強・基本編」など、メチャクチャ勉強になる内容が分かりやすく無料で公開されています。)


要するに、

手間がかからない・幅広く分散できる・低コストである・リスクをコントロールしやすい・誰にでもすぐに実践できて、ド素人でもプロと同等かそれ以上の結果を残せる投資法

であるということです。


※後日、自分の言葉で、もう少し詳しく一本の記事にしてみました。

インデックス投資とは



また、水瀬ケンイチさんも記事の中で「年金基金や信託銀行、生命保険会社などの機関投資家の間では、スタンダードな投資法」と述べているように、間接的にはほとんどの国民はインデックス投資をしているのです。

内容を理解し、リスクをコントロールしながら付き合うことができれば、決して危険なギャンブルなんかではありません。


もちろん、インデックス投資では大儲けはできないでしょう(平均を上回ることはできない)。面白みもありません。

また、ダメ企業も買い支えてしまうなどの問題点もありますが、他にもやるべきことが多々あり、投資に時間を割けない只者の私には、個別株式の売り買いをしてインデックス(世界中の投資家やプロたちがしのぎを削っている市場の平均値)に勝ち続けることは不可能だと考えています。

経済や景気の見通しについて、自分よりも明らかにアタマが良くて知識も経験も豊富な識者たちがそれぞれ異なった考え(ときには対極を構え、かつどちらも説得力がある)を持っていることを見ても、将来の不確実性を痛感させられます。

世には諸説ありますが、私には、この先どうなるのかはもちろん、例えば現状が本当の意味で円安なのか円高なのかすらよく分かりません(勉強すればするほど分からなくなってきます)。

結局は、どうなってもそれなりに資産を保全できると思える割合で、アセットや通貨を分散しておくことしかできないのです。


※1 インデックスファンドやETF(上場投資信託)を使った短期売買(ETFなら信用取引も)などもできないことはありませんが、そういう投資スタイルをとる人は少数派のインデックス投資家の中でも、さらにごく少数派であると考えられるので、個人的な定義からは除外してあります。


【続編記事】→インデックス投資もけっこうアクティブ


にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
↑記事を気に入っていただけたら、ランキングに1票をお願いします。

関連記事

プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


Twitter:@mushitori
Facebook:Facebookページ

子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレ・秘湯めぐりなど



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、世界中の株式や債券なども保有しています。

約19年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
BSテレ東マネーの学び:2022年10月13日
投資信託完全ガイド:2021-22年版
日経新聞広告:2021年2月12日
東証マネ部!:2020年8月
JBpress:2020年7月7日
ダイヤモンドZAi:2020年5月号
Yen SPA!:2020年夏号
トウシル(楽天証券):2020年4月
日経ヴェリタス:2019年9月15日
FOUND:2019年8月
週刊エコノミスト:2019年4月23日号
金融庁コラム:2018-19年
ITmedia:2018年1月29日
モノクロ ザ・マネー:2018年12月号
トウシル(楽天証券):2018年10月
ほったらかし投資完全ガイド:2018年1月
日経電子版:2017年12月25日
ニューヨークタイムズ:2017年7月11日
REUTERS・ロイター:2017年7月7日
東証マネ部!・R25:2017年3月
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイ・オンライン:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年7月26日
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

このエントリーをはてなブックマークに追加

読みやすくてオススメの本

金融のプロが実はやっている 最もシンプルで賢い投資の結論
投資理論の基礎から実践まで学べる最高の教科書。→参考記事


改訂版 一番やさしい!一番くわしい!はじめての「投資信託」入門
投資信託とは何なのかをやさしく解説してくれる本。→参考記事


改訂版 お金は寝かせて増やしなさい
投資を始める前の自分に1冊だけ読ますならコレ。→参考記事


半値になっても儲かる「つみたて投資」
積立投資そのものを分析・解説している興味深い本。→参考記事


生命保険の罠
生命保険の販売現場のウラ話が満載の強烈な一冊。→参考記事

オススメのネット証券

楽天証券
管理人は個人型確定拠出年金(イデコ)でもここを利用。投信積立や残高で楽天ポイントがザクザク。キャッシュバックたっぷりの口座開設キャンペーンも多し。→参考記事

SBI証券
管理人もメインで利用中の最大手。低コストの商品が豊富で、月々100円からの積み立て投資に対応。投信保有ポイントサービスも高還元。個人型確定拠出年金(イデコ)も充実!

月別アーカイブ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:


お返事できない場合もあります。また(ドコモ・auなどの)キャリアメールだと返信が届かないことがあります(参考解説記事)。

メッセージ内容はブログ記事に取り上げさせていただく場合があることもご了承ください。

注意事項等

当ブログでは個人的見解を述べているだけなので、他人の判断について責任は負えません。投資などを行う際は、あくまでも各自の責任においてお願いいたします。

リンクや引用なら問題ありませんが、無断転載はご遠慮ください。私は著作権を放棄しておりません。



アクセスカウンター

にほんブログ村 投資ブログ 資産運用(投資)へ