大手テレビ局の某経済番組から取材を受けた件について

ちょっと前のことですが、当ブログのメールフォームを通じて、某テレビ局の某経済番組のディレクターさんから取材の依頼がありました。

週刊モーニングで連載されている投資漫画『インベスターZ』(三田紀房著)についてのコメントが欲しいとのこと。そしてなんと、番組放映まで数日しかないので、可能であれば翌日に自宅で取材させてもらいたい、という急な依頼でした。

私は以前に当ブログで「『インベスターZ』(三田紀房著)を読んでみました」という記事を書いており、それがグーグル検索で上位表示されていたので、お声がかかったみたいです。



◎虫とりジェントルマン


メールでのやりとりのあと、担当者(ディレクター)と直接電話で連絡をとることになったのですが、番組ディレクターさんが最初に困惑したのは、「虫とり小僧」なる怪しいハンドルネームだったようです。

メールでは本名を明かさず、「虫とり小僧」のままやりとりしていたので、最初の電話で「あのぅ、なんとお呼びすればよろしいでしょうか?」と恐る恐る質問されました。

そこで私は、「え?あ、それなら、虫とり小僧、もしくは、ムシトリさん、とかでいいっすよ!」と軽いノリで言ったところ、ディレクターさんは絶句し、二人の間に3秒ほどの重い沈黙が流れてしまいました。

声色から察するに若い女性と思しきディレクターさんは、真面目な経済番組を担当しているせいか、私のようなふざけた匿名の人間を扱うのに慣れていない様子です。そこで、私は空気を読んで、丁寧に本名を名乗りました。これは決して、ディレクターさんが若い女性だったからではありません。私がジェントルマンだからです。



◎『インベスターZ』のファンかどうかは微妙だけど・・


さて、肝心の取材内容ですが、三田紀房氏の投資漫画『インベスターZ』のファンとしてのコメントが欲しいということでした。

う~む、『インベスターZ』について言及した記事にも書いたとおり、この漫画は、お金の根源的な歴史などを学べるし、読み物としては面白いものの、普通の人の資産形成のための投資にはあまり参考にならないのではないか。いや、むしろ、再現性のない極端な投資ストーリーを「自分にも実践できそうだ!」と素人が勘違いして、大ヤケドを負うようなことがないか心配だ、というような感想を私は持っています。
ファンと呼べるかどうかは微妙なところです。

ただまぁ、面白い部分を強調し、同時に漫画に描いてあるような投資方法を普通の人が資産形成のために実践するのは簡単なことではない、と警鐘を鳴らすことが出来るよい機会かもしれないと思って、取材を受けることにしました。



◎顔出しは必須とのこと


いざ取材を受けるとなると、顔を出すのか、実名を出すのか、ブロガーであるということは公開するのか、というような問題がでてきます。
ディレクターさんに確認したところ、悪いことをしたわけでないので顔出しは絶対条件で、本名やブロガーであることなどは伏せてもOKだということでした。

このブログも匿名で書いているので、顔を出すのであれば、当然、ブログを書いていることも伏せる必要があります。本名だって公開したくありません。

以前に私は、名前等は伏せたものの「個人投資家」としてNHKのテレビ番組にちょこっとだけ出演(顔出し)して、けっこうなドタバタ騒ぎになったことがあります。

(参考記事→テレビ出演の影響

そんなこんなで、いち個人投資家の『インベスターZ』読者として、顔を出して取材を受けることになりました。



◎取材当日、痛恨のミス!


取材当日は、仕事を終えたあとの私の都合に合わせて、ディレクターさん・カメラマンさん・音声さんたちが、わざわざ自宅まで出向いてくれました。

私は事前に、かなり気合を入れて自宅を掃除しておきました。それは決して、ディレクターさんが若い女性だったからではありません。私がジェントルマンだからです。

そして、約束の時刻に自宅のインターホンが鳴りました。
高鳴る鼓動を必死に抑え、私は爽やかな笑顔でドアを開けました。
すると、案の定、若くてかわいいディレクターさんが目の前に立っていました。

ひと通りの挨拶を済ませたあと、彼女を先頭にスタッフさんたちを自宅に招き入れました。


は、はうあっ!!
し、しまった!!!


そのとき私は、自分がある重大なミスを犯していることに気づきました。

我が家の玄関に足を踏み入れると、目の前に巨大なヘビが数匹(1.6m超のアオダイショウなど)がいるのです!それを隠しておくことを忘れていました!!

私は別にヘビや爬虫類が好きなわけではありません。
仲間うちで「験を担ぐ(げんをかつぐ)」ような理由※1で、シマヘビアオダイショウを捕まえてきて職場で飼い始めたものの、「そんな気持ちの悪いものは捨てろ!」と上司から追放命令を受けました。しかしながら、あるイベントで使う必要があるので、仕方なく私が自宅で飼っているのです※2。ノリとネタのために飼育しているようなものです。

ただ、初対面の人の自宅を訪問して、その玄関入ってすぐのところで巨大なヘビをこれみよがしに飼育しているような人間を「まともではない」と感じるのは普通の感覚でしょう。ジェントルマンは、玄関でヘビなんか飼いません。取材スタッフ一同の私に対する警戒指数が急上昇するのを感じました。



◎取材を終えて


取材自体は、比較的スムーズに進み、2時間弱で終わりました。
あまり気の利いたことは言えませんでしたが、基本的には『インベスターZ』について言及した記事に書いたようなことをお話しました。

漫画のファンとしての感想というよりは、漫画に対する現実的なツッコミや初心者の資産形成についての考え方などの話になってしまいましたが、正直な思いを主張しました。


ただ、私の職業も明らかにし、実際に投資によって運用している金額や含み益なども話してしまったので、それが放映されてしまうことに一抹の不安はありました。

しかし、その不安は杞憂に終わりました。
なんと、私の取材部分はすべてカットになったのです。

カットの理由に玄関のヘビが影響しているかどうかは分かりませんが、余計なことまでけっこう話してしまったので、カットになってちょっとホッとしたのも事実です。

スタッフの方々には、平日の遅い時間に人数を割いて、わざわざ自宅まで取材に来てもらったのに、無駄な時間を過ごさせてしまったことを申し訳なく思いましたが、それも彼らの仕事なのでしょう。
テレビ番組制作というのも大変な仕事だなぁ、と強く思いました。取材後の編集過程でも何度か電話やメールでやりとりをしましたが、毎日夜遅くまで仕事に取り組んでいることが分かりました。


今回の教訓は、放映されることに不安のあるようなことはしゃべらない方がよいことと、訪問者があるときにはヘビを隠すことが重要だということです。

ディレクターさんは私のコメント部分カットの連絡と同時に、「今後もし、個人投資家の方の取材が必要な場合は、ご連絡させていただいてもよろしいでしょうか?」と言ってくれましたが、これは社交辞令、もうきっと私のところに取材が来ることはないでょう。


hebi.jpg

※1 以前、職場付近で偶然ヘビを見つけて捕まえてきた関係者がいて、それを飼育していたら、その年、とてもいいことがあり、それ以来、職場でヘビを見つけて飼うといいことがある、と仲間うちで験を担ぐようになりました。

※2 自宅でヘビを飼育することに嫁からの猛反対があったことはいうまでもありません。


にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
↑記事を気に入っていただけたら、ランキングに1票(クリック)をお願いします。

関連記事



トラックバック

約150万円あった国内株式インデックスファンドの評価益が半減したとき…
NightWalker王国物語 ~第9話~ 虫とり兄貴は、ももねさんが落としてしまったこのお方の正体を知っているようです。 やばいと思った兄貴がとった行動は最後にして、まずは今月の国内株式日記から。 毎月の5万円ずつの積み立ての他に、NISAで売却した分の一部を課税口座にリレーしてます。


プロフィール

虫とり小僧

Author:虫とり小僧


Twitter:@mushitori
Facebook:Facebookページ

子供の頃は、一日に800匹以上のバッタを捕まえるような虫とり少年でした。また、歩行中にはすべての家の「ピンポン」を必ず押すようないたずら小僧でもありました。今はただのザコです。

※好きなものは、歴史・格闘技(実践も観戦も)・筋トレなど

※小説も書いてます→『迫力』



自分の全資産を「円」のみで保有していること(何もしないこと)は、それなりのリスクを伴う集中投資に近いものだと解釈して、私は購買力維持や資産形成を目的に、資産の一部を世界中の株式や債券などの保有にあてています。

約12年前から、なるべく手間とコストをかけずに実践している投資方法を、いつか我が子に伝えるかもしれないので、そのための備忘録を書いておくことにしました。

投資の実践といっても、ひと月に一度の自動積立と、たまにやるリバランスくらいですが…



※当ブログのエッセンスをまとめた記事はこちら

我が子に伝えたい5つの大切なお金のこと


※主なメディア掲載・出演履歴
東証マネ部!・R25:2017年3月
R25・東証マネ部!:2017年1月
BIG tomorrow:2016年7月号
Yen SPA!:2016年冬号
BIG tomorrow:2016年1月号
ザイスポ!:2015年9月18日
日経ヴェリタス:2015年8月30日号
日経ヴェリタス:2015年7月26日号
某大手テレビ局:2014年夏?
日経マネー:2013年10月号
日経新聞:2013年7月3日
NHK特報首都圏:2011年3月

follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加

最近の人気記事ランキング

【第1位】
セゾン投信を投資初心者にオススメする理由


【第2位】
テレビ出演の影響


【第3位】
個人向け国債(変動10年)は最強の無リスク資産…メリット・デメリットを確認しておこう!


【第4位】
民間の保険はどの程度必要なのか、5つのポイントで検証(生命保険・医療保険・学資保険・火災保険など)


【第5位】
確定拠出年金ってなによ?…メリット・デメリット・注意点は?…企業型と個人型の違いやオススメの証券会社は?


【第6位】
私の武勇伝


【第7位】
持ち家か賃貸か…住宅について自分の考えを整理しておく


【第8位】
小説を書いてみました


【第9位】
賃貸契約更新時の値下げ交渉(更新料は支払わなくてもよい?)


【第10位】
関東近郊、宿泊してよかったオススメの天然温泉旅館5選


【第11位】
預金封鎖にはどのような対策をすればいいのか?


【第12位】
ローン返済と投資のどちらを優先すべきか…併用はありなの?


【第13位】
入院時の差額ベッド代は支払わなくてもよい?


【第14位】
投資信託や株式の元本割れ(含み損)が気になってモヤモヤしている人へ


【第15位】
なぜ投資をするのか


【第16位】
2016年12月末のアセットアロケーションとポートフォリオ(と今年下半期の投資と考察)


【第17位】
ドルコスト平均法は有利なの?不利なの?…積立投資と一括投資のメリットとデメリットの話


【第18位】
子供が友達のメガネを破壊…早速、個人賠償責任保険を請求してみた


【第19位】
インデックス投資を成功させるための3つのポイント


【第20位】
で、自分は現行NISAと積立NISAのどっちを利用するのかという話


全記事一覧

最新記事

広告

アクセスカウンター



当ブログ内検索

お気に入りリンク

勉強や交流をさせてもらっているブログやサイトです(ほぼ逆アクセス順)。
※リンクはご自由にどうぞ!

オススメの証券会社

SBI証券
最大手のネット証券。
低コストのインデックスファンドが豊富に揃っていて、月々500円からの投信積立に対応している。
便利でおトクな住信SBIネット銀行との連携システムは優れモノで、投信保有によるポイントサービスも他のネット証券よりも高還元。
※個人型確定拠出年金も充実!



セゾン投信
リスク資産をバランスファンド1本で管理したい人にオススメ。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、月々5000円から投資でき、30カ国以上の株式と10カ国以上の債券に分散投資して、世界経済の成長を享受できる仕組みになっている(販売手数料なし、実質的な保有コストは年0.7%ほど)。
当ブログ内参考記事


※セゾン投信のファンドは、楽天証券から個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)用の商品としても買い付け可能。

読みやすくてオススメの本

老後貧乏にならないためのお金の法則 老後貧乏にならないためのお金の法則
資産運用から、住宅・保険・年金・相続・贈与までのすべてを網羅したマネー本です。
当ブログ内参考記事


貧乏人のデイトレ
金持ちのインベストメント
貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵
投資理論の基礎を学ぶのに適した本だと思います。
当ブログ内参考記事


一番やさしい! 一番くわしい!
はじめての「投資信託」入門
一番やさしい! 一番くわしい!<br />はじめての「投資信託」入門
投資信託とは何なのかをやさしく解説してくれる本です。
当ブログ内参考記事


半値になっても儲かる
「つみたて投資」
半値になっても儲かる「つみたて投資」
積立投資そのものを分析・解説している興味深い本です。
当ブログ内参考記事


ほったらかし投資術 ほったらかし投資術
投資を始める前の自分に1冊だけ読ますならコレにします。
当ブログ内参考記事


生命保険の罠 生命保険の罠 保険の営業が自社の保険に入らない、これだけの理由
生命保険の販売現場のウラ話が満載の強烈な一冊です。
当ブログ内参考記事

注意事項

当ブログでは個人的見解を述べているだけなので、他人の判断について責任は負えません。投資などを行う際は、あくまでも各自の責任においてお願いいたします。

また、リンクや引用なら問題ありませんが、ブログ記事の無許可・無断転載はご遠慮ください。私は著作権を放棄しておりません。






お返事できない場合もあります。また(ドコモ・auなどの)キャリアメールだと返信が届かないことがあります(参考解説記事)。
メッセージ内容はブログ記事に取り上げさせていただく場合があることもご了承ください。





にほんブログ村 その他生活ブログ 資産運用へ 
↑記事を気に入っていただけたら、ランキングに1票(クリック)をお願いします。
リンク先には人気の関連ブログがたくさんあります。